生成AIに文脈を与える3つの経路と、
データプラットフォームの役割
平塚 武Takeshi Hiratsuka / リバネスナレッジ株式会社 取締役副社長
Data & AI Advisor and Salesforce Architect
X: @marreta27_jp / marreta27.me
初心者の方に向けて、専門用語はその都度かみくだいて進めます。
この感覚は、間違いではない。でも、正確でもない。
モデルの中身は固定のまま。──では、何が変わったのか?
育つのは、モデルの周辺。──今日はこのうち「文脈を渡すしくみ」に絞ります。
「今」と「社内」は、外から渡すしかない ── それが、3つの経路。
モデルが同じでも、渡す文脈で回答は変わる。
「先週の続きから」が通じる。──専属の相棒のように感じる理由。
効いた指示を一回きりにしない。やり方を再利用できる資産にする。
最新の企業データを集め、整え、必要な情報をAIへ届ける。
届いた情報を回答の根拠にすることがグラウンディング。ここでは、データ整備からAIが必要な情報を取得するまでを一つの経路として扱います。
賢くなったのはモデルではなく、入力の質と運用。──これが「AIが育った」の正体。
個人とタスクの文脈も、正しい企業データの上でこそ活きる。
だから後半は、企業データを集め、整え、届ける仕組みを支える「データプラットフォーム」の話です。
本命の Extend は、「既存業務 × 自社データ」。── 土台の質が、そのまま価値の質になる。
Salesforceの中だけでも、様々なシステムが
社内システム全体では(エンタープライズ企業の平均)
データは、生まれた場所ごとにバラバラのまま溜まっていく。
出典: Salesforce / MuleSoft「2026 Connectivity Benchmark Report」(世界のITリーダー1,050名への調査)
バラバラのデータを、ひとつの事実として扱えるようにする。
E・Lでまず持ってくる。変換(T)しながら、必要なシステムへ再配布していく。
あるシステムのデータが、他のすべてのシステムで活きる。
信頼できるデータをAIへ届ける経路を、データプラットフォームが支える。
育つのはモデルではなく、貴社のデータ資産と、それを使いこなす力。
その土台に、データプラットフォームを。
平塚 武(Takeshi Hiratsuka)/ リバネスナレッジ株式会社 取締役副社長